2013年10月29日火曜日

建設業の安全宣言と例文

大阪労働局において推進する(大阪に限ることなく各地方自治体でも)安全宣言運動では、現場責任者や安全管理者自らが「労働災害防止のために私はこうします!」ということを、安全宣言の冒頭で定型文(記事末尾リンク参照)としています。

これは、様式の緑のマークからお判りのように、建設業における安全宣言のためのものに違いありません。安全週間にさしかかると、建設現場ではよく、朝礼の際に安全宣言が高らかに表明されることがあります。建設現場よろしく、広く取った朝礼の集会スペースには、立派な朝礼台がしつらえられ、その背後には、安全宣言の掲示された本日の作業の安全確認事項のパネルが目を引きます。

建設業の安全宣言の例文は、安全週間にでも、大手ゼネコンによる建設現場に行ってみると目にすることができます。

北海道労働局の労働災害防止(安全宣言様式(ppt形式))

安全週間の「私の安全宣言」【エピソード】

安全週間を迎えると工場や建設業界では『安全宣言』を声高に叫び各種の掲示とグッズの配布を行います。これに先立ち、従業員各位から安全宣言のスローガンの募集行事を行って機運を盛り上げるということを行います。昨今、東京労働局でも、大阪労働局同様に『私の安全宣言』運動と題して、『私は○○します』という形で、安全宣言をすることを推奨しいるとのこと。

自分発の実効ある安全宣言をアピールしています。これまでの安全宣言が、上位下達のきらいがあったのに対して、現場発・従業員発というイメージを前面に押し出そうというもの。危険な現場に身を置く現場従業員の方々にしてみれば、いつだってそうだ!という声も聞こえてきますが、慣れとマンネリが事故の元。この安全宣言運動に、真摯に取り組んで、けして損はないと思います。