2013年10月29日火曜日

安全宣言と所信表明

所信表明演説を行うのは重責ある政治家であり代表的であるのは、内閣総理大臣等です。昨今、東電の放射能問題のみならず、地震や津波や異常気象による災害防止問題等々、保全の急務な事項が山積する中、国民は裏づけのある【安全宣言】を待望しています。しかし、何一つとして、安全宣言に至るものは無いという実情です。できれば、かくいう国民から期待される立場の方々の所信表明演説の際にも、なんらかの安全宣言が、あるいは、期待の持てる演説がなされることを期待するばかりです。

所信表明と決意表明の違い【エピソード】

所信表明と決意表明ってどこがどう違うのか。まず、所信表明と決意表明の決定的な違いは、表明する人物が違います。内閣総理大臣の所信表明演説とは言っても、決意表明とは言いません。決意表明を所信表明と比較することなく、単体で耳にするとそこそこに響きを持っていますが、仮に【内閣総理大臣の決意表明】などと言うと、実に軽く滑稽ですらあるのは何故でしょう。

この人物の違いは、偉い人か一般人かということですが、別の言い方をすれば公人か私人かということ。公人は大衆に責任がありますが私人においてはその限りではありません。

所信表明と決意表明との共通点は【心に期することの表明】ではありますが、これを公人としての責任の下に表明するのが所信表明であり、私人が表明して自己をアピールするのが決意表明。所信表明と決意表明ってどこがどう違うのか。このように言いきって問題ないと思います。